片づけで取り戻せた、私の音色

プレビ⁠ュ⁠ー

はじめまして。ハンガリーでこんまり流片づけコンサルタントをしています。
このブログでは、私自身の経験や片づけを通して気づいたこと、
暮らしが少し楽になるヒントを綴っていこうと思います。

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「私って、何もない人間なんじゃないか」

本気でそう悩んでいた時期がありました。

留学中とは違う、結婚してからの海外生活。その中で息子を授かり、
私は必死で子育てをしていました。

初めての育児に、「間違えちゃいけない」
「ちゃんと育てなきゃ」と毎日が真剣勝負。
でも、ひとつ大きな悩みがありました。


それは、どれだけ頑張っても
家が片づかないことでした。


「子どもが生まれたら、整った家で
のびのびと育ててあげたい」
そう願っていたのに、
現実は散らかった部屋を見て
ストレスを溜める日々。


収納術を調べ、「捨てることが大事」と聞けばモノを捨てまくりました。

捨てて、捨てて、捨てまくっても、
家は快適になりません。
むしろ、気づけば
また散らかっている部屋を見て、
自分を責める気持ちだけが増していくのです。


「どうして私はできないんだろう」
「料理も家事も中途半端。
 母親として、人として、
 最低限のこともできていない……」


言葉の壁で、日常のことさえひとりで
完結できない。
やりたいことも、なりたい自分も、
ぼんやりしたまま。

「日本だったら——もっと羽ばたけたのに」


そんなふうに感じていた時期が、
私にもありました。

「捨てる」ではなく「選ぶ」片づけとの出会い

そんなときに出会ったのが、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」でした。

それまでの私は、
「どうやって収納するか」
「いかに効率よく捨てるか」
という手法ばかりを追っていました。
でも、こんまり流はまったく違いました。


モノを一つひとつ手に取り、

「これはときめく?本当に好き?」
「これは今の自分に必要?」

と、自分の心に丁寧に問いかけていく。
それは単なる作業ではなく、
自分の気持ちを確かめていく時間でした。

半信半疑で始めた
こんまり流の片づけでしたが、
家が整っていくにつれて、
不思議と部屋の空気が変わっていきました。

モノが減り、空間に余白ができると、
ざわついていた心も
静かに落ち着いていったのです。

聴こえてきた「私だけのメロディー」


そこでようやく気づきました。

私は「できない人間」だったのではなく、
ただずっと、自分の心の声を無視して、
自分を責め続けていただけだったのだと。


モノが溢れ、思考が散らかっていた頃の私の心は、
不協和音でいっぱいでした。
片づかない理由を、家の狭さや時間のなさ、
育児のせいにしていたけれど


——本当は、自分の中にある
「心のメロディー」に
耳を澄ませる余裕が
なかっただけだったのです。


一つひとつのモノと向き合い、
手放し、空間に静寂が戻ってきたとき。
「私はこれが好き」
「私は本当はこう生きたい」という、
自分だけの小さな旋律が、
心の奥底から静かに聴こえてくるようになりました。

片づけは、
ただ部屋をきれいにすることではありません。
自分の暮らしを調律し、自分らしい音色を取り戻していくプロセス。

私が屋号を『Neiro Living(音色 Living)』と名付けたのは、そんな想いがあるからです。

片づけを通して空間が整うとき、心の中にそっと降りてくる言葉や感覚
——それはまるで、眠っていた音色が、ゆっくりと響き始める——。

その小さな「音色」を、あなた自身がちゃんと受け取れる暮らしをつくってほしい。
そんな願いを込めています。


同じように悩んでいるあなたへ

もし今、
「家事も育児も、思うようにいかない」
「言葉の壁にぶつかり、孤独を感じている」
「やりたいことも、なりたい自分も、ぼんやりしたまま」

そんなふうに感じている方がいたら、伝えたいことがあります。

私も、同じように迷子でした。


でも片づけを通して、少しずつ自分を取り戻していくことができました。

家が整うと、心に**「余白」**が生まれます。 その余白が、あなたの毎日をきっと楽にしてくれます。

あなたの暮らしがより輝くお手伝いができたら、こんなに嬉しいことはありません。

これからこのブログでは、片づけを通して気づいたこと、海外での暮らしのこと、
自分らしく生きるヒントを、少しずつ綴っていこうと思います。

どうぞよろしくお願いします。


 Neiro Living  りな